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徒手筋力検査を取り入れよう!
実践編②理学療法士が実践する膝関節屈曲検査

2017.06.14


200枚以上のカラー写真を駆使し、徒手筋力検査の手順やよくみられる臨床症状を解説した徒手筋力検査ビジュアルガイド前回から本書の内容を踏まえて、理学療法士の間嶋幸絵氏、大塚淳平氏に、変形性膝関節症などの評価にも必ず用いる膝関節や股関節の徒手筋力検査を実践してもらい、その手順と押さえてきたい代償動作について解説してもらった。今回は膝関節屈曲の検査を実践する。なお、検査は『徒手筋力検査ビジュアルガイド』に掲載している方法を用いている。

1●IMG_060

●表

筋力の評価(グレード)(『徒手筋力検査ビジュアルガイド』より)

●膝関節屈曲検査グレード2

患者を側臥位にする。検者は、患者の上側の下肢を保持する。検査を行う下側の下肢の膝関節は伸展位とする。この状態から、患者は膝関節を屈曲させる。


この代償動作をチェック!

患者が膝関節を屈曲する際に、股関節の屈曲や伸展によって膝の屈曲動作を代償しないように検者は大腿遠位部を固定する。

●膝関節屈曲検査 グレード3

患者を腹臥位にする。患者の膝関節は伸展位とする。
この状態から、患者は膝関節を屈曲する。

4●IMG_0596

この代償動作をチェック!

患者が膝関節を屈曲する際に、股関節が屈曲して殿部が持ち上がる(写真1)、または縫工筋の作用により股関節の外旋(写真2)が起きることがある。検者は患者の骨盤と大腿部を固定する(写真3)。

写真1

写真2

写真3

●膝関節屈曲検査 グレード4~6

開始肢位と固定方法はグレード3と同様。検者は下腿後面遠位に抵抗を加える。

8●IMG_0602

この代償動作をチェック!

腓腹筋による代償として、足関節に強い底屈が見られることがあるので、
注意する必要がある。

 

次回の実践編③では、股関節外転の徒手筋力検査の手順と代償運動について紹介する。

10●hyoshi-2

ドイツで長く読み継がれている、徒手筋力検査ビジュアルガイド最新版の翻訳書。本書では、豊富なカラー写真を駆使し、前半で検査に必要な基礎知識を網羅。後半は、各筋に対応する臨床症状に加え、検査の実践例を解説している。検査に関するテスト問題と解答も収録しており、学習書としても活用できる。