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第2回 免疫力の回復や風邪の症状におすすめのアロマオイルのブレンド

医道の日本社編集部

2016.11.21

書籍『マッサージ&アロマテラピー』より
第2回 免疫力の回復や風邪の症状におすすめのアロマオイルのブレンド

Text:医道の日本社編集部


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寒さが徐々に増して、空気も乾燥してくるこの時期は、咳や喉の痛みに悩まされている人も多いようです。暖房の使用によって部屋は乾燥して、風邪やインフルエンザの原因となる細菌、ウイルスが増殖しやすくなります。さらに、気温の低下で冷えがひどくなると、それが免疫力の低下にもつながります。

そんなときこそ、有効に活用したいのがアロマオイルです。免疫力を回復したり、呼吸器系の器官を覆う粘膜をよい状態に保ち、保護する効果のあるアロマオイルのブレンド法を書籍『マッサージ&アロマテラピー』から紹介します。

 

免疫力回復に効果的な4つのオイル

 

ゼラニウム

甘くやさしい香りが特徴で、コロンや入浴後のトニックローションに配合されているゼラニウムオイル。その働きは多岐に及ぶために、「オールマイティー」「ホルモンバランサー(調整作用)」としてアロマテラピストに知られています。特に利尿作用と、血液、リンパ、体液の循環を改善する作用は、相乗的に働くので、免疫力を回復する効果が期待できます。

 

ローズマリー

ローズマリーには強力な抗生物質効果があると考えられ、中世ヨーロッパでは、ペスト予防として、病院などでいぶして蒸して使用されていました。
オイルには、気分をすっきりさせる働きがあり、無気力や疲労、神経性の緊張に効果があると考えられています。また、伝統的に中枢神経系の症状にも用いられ、消化作用や肝臓、胆のうに優れた強壮作用をもたらします。

ユーカリ

オーストラリアの先住民であるアボリジニは、高い治癒力を発揮するユーカリを昔から活用していたそうです。ユーカリの免疫調整作用については研究も盛んで、抗感染作用や解熱作用があり、風邪やインフルエンザウイルス、ブドウ球菌のような細菌にもよいとされています。フランスの研究者の報告によると、ユーカリオイルを含むルームスプレーの使用で空気感染菌を約75%殺菌できたそうです。

レモン

レモンオイルには、白血球の生産を促進する作用のほか、リンパ系の強壮という重要な働きがあります。体の免疫力を高めて、感染予防をサポートします。発熱や風邪の症状のほか、ヘルペスや上気道感染症、喘息、さらには切り傷や小さなけがの細菌感染にも有用とされています。

 

ブレンドオイルの使い方

用意するものは以下の通りです。

・ゼラニウム 3滴

・ローズマリー 3滴

・ユーカリ 3滴

・レモン 1滴

・スイートアーモンド油 大さじ3

風邪気味で免疫力が下がっているときにおすすめです。

精油をブレンドし、植物油に調合します。首と胸部にマッサージして塗り、深く呼吸します。マッサージの際には、首のリンパ節を刺激しないように注意してください。

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呼吸器系の痙攣を鎮める2つのオイル

 

ラベンダー

他の精油との相性がよく、ほとんどすべてのオイルとブレンドすることができるラベンダーオイル。痰や鼻づまりなど、呼吸器系の症状に作用するほか、抗菌作用もあるため、風邪や咳、気管支炎、喘息、副鼻腔炎にも効果的です。

 

・ローズ

甘くやわらかな香りで親しまれているローズは、古くから「花のなかの女王」として知られています。ローズオイルは、特に皮膚の乾燥対策として推奨され、フェイシャルやボディケアなどの化粧品やバスブレンドなどのトリートメント用の製品として用いられています。また、ある研究では、神経性の興奮を抑制する強い鎮静作用があるとされ、ストレスに関連する不調を和らげる効果も期待できます。

ブレンドオイルの使い方

用意するものは以下の通りです。

・ラベンダー 2滴
・ローズ 2滴
・マジョラム 2滴

精油をブレンドして水(大さじ2)にまぜ、アロマポットやアロマディフューザーなどの芳香拡散器で、蒸散します。

喉の腫れには、レモンジュースを使ったうがいがおすすめ

レモンジュースは、喉の腫れによい作用があり、ティートリーのオイルには抗微生物作用と抗真菌作用があります。カイエンペッパーはサブスタンスP(喉の神経終末から脳に痛みを伝達する化学物質)を減少させます。そして、塩分は細菌の活動を抑制します。

・レモン半分を絞ったジュース

・ティートリー 1滴

・カイエンペッパーの粉末 ひとつまみ(多め)

・塩 小さじ2

上記の材料を125ml(1/2カップ)のお湯に混ぜます。口に含んで、1分間うがいをしたら、吐き出します。この溶液は飲用ではありません。

『マッサージ&アロマテラピー』では、厳選した30種類の精油の特徴とあわせて、「運動器系の不調に」「心と感情に」「女性の健康を守る」などのテーマに応じた目的別のアロマブレンドを紹介しています。また、今回のテーマにも合う「咳と風邪」に対してのマッサージの方法も紹介していますので、さらに詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

アロマオイルの特徴を押さえるとともに、精油の力を最大限に引き出す部位ごとおよび全身のマッサージテクニックや、セルフケアもカラー写真で解説しており、治療家にも役立つ1冊となっています。

精油の使用上の注意や禁忌事項については、書籍の中に詳しく掲載していますので、精油の取扱に際してはそちらを必ず確認ください。

■第3回はこちら 消化器系の不調におすすめのアロマオイルのブレンド
■第1回はこちら 頭痛と眼精疲労におすすめのアロマオイルのブレンド

 

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