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今、アメリカで注目のZeel、Soothe オンデマンドのマッサージサービスとは?
2016.05.30

今、アメリカで注目のZeel、Soothe

オンデマンドのマッサージサービスとは?

 

Text:医道の日本社編集部


 

 今年3月、オンデマンドのマッサージサービス「Soothe」が3500万ドルを調達したというニュースがネット上で報じられた(­TechCrunch Japanより)。

 

 現在、オンデマンドのマッサージサービスでは「Soothe」のほかに「Zeel」が知られている。どちらも利用者がアプリやネットを通じて、好きな場所、好きな時間にマッサージ師を呼べるサービスだ。アメリカ国内を中心にサービスが展開されており(Sootheはロンドンでもサービスを開始)、Zeelでは約6000人、Sootheでは約3000人のマッサージ師が登録されている。

 

 利用者は「スウェーディシュ」「ディープティシュー」「スポーツ」などのマッサージの種類を選んだあと、マッサージの時間、施術者の性別、住所などを入力。すると、最適なマッサージ師を選んで、自宅や職場などにマッサージ師を派遣してくれる。Zeelは地域によって料金が異なるようだが、Sootheはニューヨークを除き、60分で99ドル(約1万800円)、90分で139ドル(約1万5200円)、120分で169ドル(約1万8500円)とシンプルな料金設定。シーツやマッサージテーブルなどはマッサージ師が用意することになっている。

 

 気になるのは施術者の報酬だ。Zeelでは料金の75~80%、Sootheでは1時間70ドル(約7600円)は確保されるという。アメリカのマッサージ業界関係者(50代の男性)にこれらのサービスについての評判を聞いてみると、次のように回答してくれた。

 

 「有望なサービスで、75%のマージンを治療家がもらえるのは好条件だと思います。実際、マッサージ学校の卒業生がこれらの会社で働いています。彼らはこれらの会社でよい待遇を受けていると聞いています。ただ私の住むオレゴン州ではこれらのサービスは展開されていません。(アメリカの場合、家の距離が遠いなどの理由で)利用者の家で治療を行うにはいくつか問題があります。ただ利用者から家でマッサージを受けたいと聞くので、東京ではよいビジネスになるのではないでしょうか」

 

 なお施術者がこれらのサービスに登録する際、マッサージの資格、マッサージテーブルを保有していること、移動手段があること、などが求められるという。通常の在宅での施術やマッサージの派遣では、契約書を交わしていたり、利用者からの予約電話などでなんとなく利用者の雰囲気がわかるものだが、このサービスでは施術者は利用者の家に着くまで利用者像がとらえにくい。

 

 業態は違うが、配車サービスを提供するUber(ウーバー)は安全面が懸念されている。Airbnb(エアビーアンドビー)はFacebookと連動しており、個人情報が特定されやすい形式にして安全面に配慮している。Zeel、Soothe、両社とも、利用者にIDを提出してもらうなどして安全性を高めているというが、利用者とトラブルが起こった場合、どのように解決されるのだろうか。今後に注目が集まっている。

シアナ zeel写真

Zeelの操作画面。マッサージのタイプを選択する

 

 

 IMG_4959

Sootheの操作画面。Sootheのほうがデザイン面ではスタイリッシュな印象

 

 

 

(この記事は、医道の日本2016年6月号「治療院で取り入れてみたい機器・グッズ」http://www.idononippon.com/magazine/に掲載された記事を加筆・修正しています)

 

Zeel

https://www.zeel.com/

 

Soothe

https://www.soothe.com/

 

【参考記事】

TechCrunch Japan

http://jp.techcrunch.com/2016/03/11/20160310soothe-raises-35-million-series-b-round/