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Bolster your practice あなたの施術に支えを

Rebecca Jones

2015.03.02

海外雑誌「Massage & Bodywork」記事

Bolster your practice あなたの施術に支えを

Doctor pressing thigh of woman while sitting in a room そのマッサージセラピストは優しくて思いやりがあり、ベッドで横たわるトム・オーエンズを心地良くさせる為に、精一杯やってくれました。だから、彼女に「苦しくないですか?」と聞かれた時、「大丈夫」――と嘘を付いてしまいました。本音は、「全然大丈夫じゃないよ!壁に押しつぶされているみたいだよ!」とずっと思っていたのです。 オーエンズはこの経験から、マッサージテーブルを柔らかくしようと心に決めました。その過程で、ボディークッションを製作しました。今では、セラピューティックマッサージでクライアントを快適にさせる為だけでなく、適切な体勢を取ってもらう為に、何千人ものボディーワークのプロがこれを使用しています。 クッション、ボルスター、枕、丸めたタオル、フェイス・アームレストは、全て、マッサージセラピストがクライアントの体勢を保つ為の道具です。これらの道具をいつ、どのように使うのが効果的か、どれが自分の施術で投資する価値があるかを考えてみましょう。   1. サポート道具の大きさと位置を確かめましょう。 クライアントがうつ伏せの時は、ボルスターや他のサポート道具を足首、骨盤、胸骨の下に置きましょう。仰向けの際は、膝や首の下に置くと、多くの場合、快適に過ごしてもらえます。体勢やクライアントによっては、異なったサイズが必要となるでしょう。どれ位の大きさで、どの位置が良いかを知る為には、直接聞く事が一番です。「クライアントからのフィードバックを忘れずに確認しましょう」と幅広い種類のポジショニング道具を取り扱うEarth Lite Massage Tablesの広報ケリー・メッツ・マシューズは言います。   2. 道具の位置は調整しましょう。 色々な位置を試すことを怖がらないでください。「よくある間違いが、正しい位置は1つしかない、と思いこむ事です。全てのクライアントがユニークである様に、ボルスターの使い方や位置もユニークなのです」とメッツ・マシューズは言います。    3. 横向きのクライアントには特別なサポートをしましょう。 妊婦さんにとって、一番安全で好まれる姿勢は横向きですが、背中や呼吸が困難な方にも有効な体勢です。覚えておきたいのは、横向きになっている時には胴、首、頭とお尻、足にサポートが必要になることです。「横向きの姿勢は、手足が自由に動かせるという点で、とても効果的です」と横向きシステムのマッサージテーブルなどを販売するOakworks社の創始者ジェフリー・リアッチは言います。「重要なのは、下になった肩やお尻をリラックスさせる為に、安定して快適な体勢にすると言う事です。」   4. 快適なフェイスレストを使用しましょう。 フェイスレストに使用している中身の素材にこだわる事で、多くのクライアントがより快適に施術を受ける事ができます。特に、鼻に問題を抱える方や長時間うつ伏せになる方に効果的です。専門家は一番快適なフェイスレストを使用する事を薦めます。 低反発やポリウレタンの代わりにBoiance Face Cradle Pillowをリアッチ氏は薦めます。このフェイスレストは、水が入った球が内蔵されていて、顔にかかる圧を、ほとんど逃がしてくれます。      5. 施術中に音楽を 快適さとは関係ありませんが、とても面白い商品なのでご紹介します。Earth Lite社が販売しているZenvi Sound Cushionは、澄み切った高品質な音をマッサージ中に楽しめる商品です。とても快適なフェイスレストで、クライアントのMP3プレーヤーをつなげることが可能で、お好きな曲を楽しめます。     6. 呼吸がしやすくなる様に、傾斜ブロックを使用しましょう。 クライアントの中には、仰向けの姿勢を取ると呼吸が困難になる方もいらっしゃいます。その様な方には、肩と背中に支えを入れてあげると、より快適な状態になります。枕を3~4個入れる事で可能ではありますが、状態が不安定なので、しっかりとした傾斜ブロックが良いでしょう。「枕は動いたりずれたりします。傾斜ブロックは、1つの塊なので、積まれた枕の様に動いたりずれたりする事はありません。」と、カリフォルニア州を拠点とし、ユニークなマッサージ台、椅子、付属品を制作しているPisces Productionsの広報レイチェル・クックは言います。 傾斜ブロック・クッションは、妊婦さんや膝下の支えにも効果的です。    7. 女性のニーズに対応しましょう。 胸が大きな方や、胸に痛みを抱える女性にとって、うつ伏せはとても苦しい体勢です。胸を支える為に設計されたクッションを使用する事で、クライアントは楽な姿勢でリラックスできます。  更に、最新のマッサージ台の中には、胸が当たる場所にエアホールが組み込まれている物もあります。Oakworks社では、ABC(Adjustable Breast Comfort)システムを使用しています。マッサージを中断せずに、女性の胸にかかる圧を軽減する事が可能です。空気を入れる事でブロックが上がるので、仰向けになったクライアントの肩周辺が上がり、ストレッチにもなります。「このシステムは、今後普及して行く事でしょう。将来的には、胸の位置だけではなく、他の部分にも設置する事で、身体の一部が持ち上げられて、セラピストが簡単に調整出来る様になるでしょう」とRiachは言います。   8. 首と肩へのアプローチ方法。 ここは、多くのクライアントが気になる部分です。The Soothe-A-Ciserは肩の高さを持ち上げて、首と頭部がダランと垂れる様に特別に設計された枕で, 首が伸展し、セラピストも施術がしやすくなります。「元々は、牽引する為にカイロプラクターによって使用されていましたが、マッサージセラピストにとっても効果的な道具です」とウィスコンシン州を拠点に、治療用枕を多く取り扱うCore Products 社の社長フィリップ・マティスンは言います。    9. クライアントが動かずに、体勢を変える方法。 多くのマッサージセラピストが、一度クライアントの体勢が決まり、もたれかかった状態になると、枕やボルスターの位置を変える事を避けます。クライアントが動かずに体勢を変えるのに、バタフライクッションを使うという簡単な方法があります。蝶の様な形で羽状のクッションが左右に成型されており、胸、肩、背骨を支えるのに理想的で、特に術後の方に最適です。リアッチは「小さな2つの手動式空気入れが付いていて、シートの下から空気を入れる事が出来ます。クライアントが快適な所で弁を閉めれば位置が安定されます」と説明します。   10. 洗濯が可能で防水機能付きの枕カバーを使用して下さい。 枕は体勢を取るのに効果的な道具ですが、一般的な綿製枕カバーは細菌に対してバリアがありません。マッサージオイルと体液が混ざり合って、綿のカバーを通って枕の中に浸透することがあります。マッサージコースで枕を使用する場合は、施術後に洗濯可能で防水機能を持つカバーを使い、除菌できるようにしましょう。  

プロフィール

Rebecca Jonesはコロラド州デンバーを拠点としたフリーランスライターです。 連絡先はこちら killarneyrose@comcast.net